「米兵の女性暴行に抗議する声明」を発表

2024年7月29日、新日本スポーツ連盟理事会は、平和の文化であるスポーツを広げる団体として、声明「女性の尊厳を踏みにじる『米兵の女性暴行』に抗議し、平和の文化であるスポーツ活動の広がりを沖縄でつくろう」を発表しました。

声明全文(PDFファイル)

声明 女性の尊厳を踏みにじる「米兵の女性暴行」に抗議し、平和の文化であるスポーツ活動の広がりを沖縄でつくろう

新日本スポーツ連盟では、「スポーツは平和とともに」を掲げて、沖縄県で平和の文化であるスポーツを広げることを目的として、今秋に第35回全国スポーツ祭典を開催することに全力を注いでいます。そうした平和を求めるスポーツ団体としても見過ごすことができない事態が起きました。

昨年12月に発生した「米兵による少女暴行事件」を政府が沖縄県に報告していなかったことが明らかになったのです。さらに、沖縄県で昨年から今年にかけて発生した、5件の女性暴行事件についても、県に報告がされていなかったことも明らかになりました。

女性の尊厳を傷つけ、生命や安全に暮らすことを蔑ろにする米兵の凶悪犯罪を“報告しない”でいた政府の対応に、人権・平和を重視するスポーツ団体として抗議するものです。

こうした事件が以後起こらないようにするためにも、不平等且つ⽇本の主権を侵害しているともいえる「地位協定」や「沖縄県に⽶軍基地が集中」することを見直す必要も強く感じます。

スポーツは施設など環境があれば実施することはできますが、真に権利としてのスポーツを実現するためには、安全で、平和な暮らし、人権が守られることが重要となります。

沖縄での平和の実現に向けて、多くのスポーツ関係者とも協力・共同して取り組むことを表明するとともに、スポーツ関係者が“人権侵害は許されない”、“安全に暮らす権利を保障する”ことを求めて、声を上げるよう呼びかけるものです。

2024年7月29日
新日本スポーツ連盟理事会