被災地の一日も早い復興を願う|岩手県・陸前高田市 被災地視察ウォーキング

新日本スポーツ連盟岩手県連盟と盛岡ウォーキングクラブ共催で、2017年10月6日陸前高田市で被災地視察ウォーキングを行い28名が参加しました。地元の方に案内をお願いし、気仙川に沿って巨大津波が襲った当時の様子と復興状況を聞きながら移動しました。途中、見上げるような高さの盛土に驚き、高台からは「奇跡の一本松」も見ることができました。

遺構となっている「タビック45」では、震災の資料・パネルを見学し、追悼所で手を合わせました。震災後も農業で頑張っている「田中農園」でりんご狩りを体験。その後バスを降り、津波が押し寄せる中、必死で逃げたという坂道を約40分かけて歩きました。

到着した気仙大工左官伝承館では、地震にも持ち堪えたという優れた建築技法とその素晴らしさについて学び、庭に設置されている「希望の灯り」を見ながら御座敷で地元の新鮮な食材を使った昼食を頂きました。

リアス式海岸が望める「箱根山展望台」では、当時の広田湾について「半島の両側から津波が押し寄せぶつかり島のようになった」との説明に、参加者からはため息が漏れました。避難所ともなり、いまだ身元不明の犠牲者も眠る普門寺では全国から寄せられた慰霊の品々が並べられており、一同で献花し黙祷しました。

現地では支援の買物もし、バスの中では新沼謙治の「ふるさとは今も変わらず」を口ずさみながら、被災地の一日も早い復興を願い帰路につきました。