10回目となる全国ミックスバレーボール大会開催

今回で10回目となる節目の大会を迎えた「全国ミックスバレーボール大会」が2015年11月28日~29日、石川県金沢市・いしかわ総合スポーツセンター体育館で39チームの参加で行われました。会場となった体育館は、メイン・サブで合計6面のコートがあり、壁も透明なことから躍動する選手の姿がお互いに見える素晴らしい環境でした。

▼大会結果はこちら
http://www.njsf.net/info/recent/docs/result_2015mix.pdf

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午前9時半開会式。全国から参加した39チームの選手の表情も北陸の寒さも加わってか緊張感が漂っていました。昨年準優勝・ブラピの泉選手の力強い選手宣誓が終わり、午前10時に6面のコート上で熱戦の火蓋が切られました。一日目は予選リーグ戦と一決勝トーナメント戦が午後8時近くまで繰り広げられました。

予選リーグ戦は6面のコートで各チーム2試合ずつ行う合計39試合の長丁場。この予選で参加チームの三分の一が篩にかけられ26チームが出そろったところで一時決勝トーナメント戦に移行。ここでさらに絞り込まれベスト8のチームに次の8チームが残った。

・ブラピ(兵庫県)・G.U.C(関西ミックスバレー協会)・W∀(愛知県)・PFU(東北混合バレー協会)・GOZILA(千葉県)・すもう部(東京板橋区)imagin(福島県)H&S(埼玉県)

昨年優勝Blackcat改めG.U.C、2回目から参加している昨年準優勝ブラピ、古豪チームすもう部、東北から参加のPFU、初出場 GOZILA等多士済々の顔ぶれ。PFU阿部監督の「あの惨劇の中でバレー仲間の絆=仲間の声を全国の仲間に伝えるために参加した。我がチームのエースの一打は三陸の一打です」とのコメントが印象的でした。

二日目はベスト8のチームによる決勝トーナメント戦。いずれの試合も手に汗を握る熱戦の連続。すもう部vs W∀は互いに実力伯仲。接戦の末W∀が2-1で勝利。ブラピ vs H&Sも、同様に競った試合展開となるものの2-1でブラピに凱歌。GOZILA vs G.U.Cは、GOZILAが開始から順調に加点、2-0でG.U.Cを下した。PFU vs imaginは、東北勢同士の戦い。この勝負、はつらつプレーで勝るPFUが2-0でそれぞれ勝ち上がりベスト4に駒を進める。準決勝の2試合。GOZILA vs ブラピは、快進撃を続けるGOZILAがブラピを上回るアタック・ブロック・レシーブでシーソーゲームを制し、2-0(①25-22/②25-21)で勝利。PFU vs W∀は、W∀の総合力の差か、PFUは後半力尽きたか2-0(①25-11/②25-14)でW∀が勝利。

決勝戦は、初出場GOZILA vs 古豪W∀の対決となった。試合開始13時15分。第1セット、序盤は一進一退。互いのエース同士の攻防が続くものの、じわじわとGOZILAがリードを広げ25-17でGOZILA。続く第2セット。中盤までリードしていたGOZILAにトスワークが突如乱れはじめミスを連発。ジュースが続き、手に汗を握る試合展開となりWAが28-26で逃げ切りタイスコアに持ち込む。ファイナルセット。滑り出しは互いに様子見。次第にGOZILAのペースに。GOZILAリードのままチェンジコート。この時の得点8-5。チェンジコート後のGOZILAの勢いは止まらず13-6、14-6とじりじり点差を広げ、GOZILAのエースの強烈なアタックでジ・エンド。2-1のスコアで熱戦に終止符が打たれた。

なお、予選リーグ・一次決勝トーナメント戦で敗れたチームにも各々2試合ずつの交流戦が組まれ大いに交流を深め二日間が終わりました。来年の大会は兵庫県での開催とのこと。試合を終えた選手たちは、その後日本海の珍味を楽しんだのか? 来年のリベンジを誓ったかは定かではありません。

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