一瞬で決まる真剣勝負楽しむ|東京空手大会

2010年11月28日、東京武道館第2武道場にておよそ1年ぶりに開催された第47 回東京スポーツ祭典空手大会には総勢70名近くの選手が集まり、真剣勝負が繰り広げられました。

小学生の部では、小さい子どもたちが一生懸命息を弾ませながら頑張る姿がとてもかわいく、つい顔がほころんでしまいます。負けた子は悔し涙を流すこともありますが(ほとんど男の子)、その悔しさをばねにすればもっと強くなれるはずです。「がんばれ、少年!」と心の中で叫びました。

大人の部はやはり迫力があります。相手の攻撃に怯まず迎え討つ激しい攻防は見ている方も緊張します。勢い余っての顔面強打で、鼻血を出してしまう事もあり、その度に救護の役員が飛び出していくのも空手大会ならではの特徴です。

空手は流派や統括団体によってルールが異なりますが、新日本スポーツ連盟の大会は、真剣勝負の一瞬で決まる緊張感を大事にしており、一本勝負、技ありでも2 つとればそこで終了というルールで行っています。そういった緊張感溢れる状況で、選手のみなさんは必死に闘っていました。その姿は見るものを惹きつける力を持っていました。