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東北復興支援第29回全国スポーツ祭典2012年
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東北復興支援
第29回全国スポーツ祭典への協力を呼びかけます

2011年12月17日 新日本スポーツ連盟理事長 和食昭夫


 東日本大震災は、かけがえのないたくさんの命とくらし、そして、スポーツの楽しみ、子どもたちの希望と未来を一瞬にして奪いました。福島第1原発事故は、広島型原爆の20倍〜30倍といわれる大量の放射性物質を放出し、人々が住むことが不可能な地域を生み出すとともに、汚染地域の全国的な広がりや各種食糧への汚染など深刻な事態が広がっています。

 被災者のくらしと地域の復旧・復興はこれからが正念場です。国や地方自治体が、被災者一人一人の意志を最大限尊重した復旧・復興の施策を進めることが必要です。政府と東京電力は、原発事故の収束と事故によるあらゆる被害への保障に責任を果たすべきです。

 震災直後から、草の根のスポーツ愛好者はじめトップレベルの競技者など多くのスポーツ関係者が支援に取り組んできました。さらに、「何かをしたい」「何が出来るか」と多くのスポーツ愛好者が被災者に思いを寄せながら自らのスポーツ活動を見つめ直しているのではないでしょうか。スポーツの絆を生かし、知恵をめぐらし、あい協力して、とぎれのない支援活動をすすめようではありませんか。

 第29回全国スポーツ祭典は2012年秋東北ブロック(青森、岩手、宮城、福島)で開催することにしていました。東北ブロック実行委員会は、競技場の大半を確定し着々と準備を進めていました。しかし、3月11日の大震災と福島原発事故は、東北ブロック開催の条件を著しく損ないました。私たちは、主管地の意向も尊重し、東北開催を断念する一方、東北のスポーツの復興のために「何かをしたい」という多くのスポーツ愛好者の思いが生される全国スポーツ祭典を実施したいと考えました。

そして、今回の祭典は、従来のブロック開催方式にこだわらず、東北の支援活動の一環として全国各地で開催することをよびかけました。この訴えに各地、各種目組織から開催にチャレンジする意思が表明され、ほぼすべての競技種目・行事の開催地のめどが立ちました。開催地の中には、東北の被災県で開催される競技種目も生まれ、全国祭典の成功をめざす各地の活動を励ましています。

 今回の全国スポーツ祭典は、1963年の第1回全国青年スポーツ祭典以来48年の歴史の中でも特別の意義を持つ取り組みとなります。もともと全国スポーツ祭典運動は、「国民のスポーツ要求に根ざした下からのスポーツ運動」です。「いつでも、どこでも、だれもがスポーツを」を目標として発展してきました。この理念と運動は、8月に施行されたスポーツ基本法において「国民のスポーツ権」が明記されたことに結実しています。

被災者の方々が、少しでも早くくらしの中でスポーツを楽しむことが出来るよう、応援しようではありませんか。「深めよう絆! スポーツは生きる力」のスローガンをかかげて開催する第29回全国スポーツ祭典が、被災地の仲間とともに、スポーツの力を確かめ発揮する場として成功するようご協力をよびかけます。




最新号 2012年6月号
No.448
被災地の子どもたちをスキー場へ〜春休み子どもスキー/筋肉痛よ、さようなら /スポーツ博物館めぐり「相撲博物館」/スポーツ探検隊「スポーツスタッキング」



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