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第29回全国総会をスポーツ連盟の新たな飛躍の出発点に
2010年3月号
2010年1月16日、17日、新日本スポーツ連盟の第8回理事会が行われ、第29回全国総会(3月13日、14日開催)に提案する議案を練り上げるための活発な討論が行なわれました。その討論の焦点の一つは、スポーツ連盟がこの4年間進めてきた「10万人の連盟」をめざす活動の評価を行なうとともに、新たな前進のための課題と方針をあきらかにすることでした。
「10万人の連盟」を実現するという目標の到達点は、おおむね「現状維持」にとどまっています。当然、この「現状維持」にとどまっている要因や今後の課題について、様々な意見が出されました。同時に多くの理事から出された意見は、この間のスポーツ連盟の競技大会や多様なスポーツ行事への愛好者の参加の増大とスポーツ連盟への期待と共感の広がりを生み出していることへの確信と全国総会をこうした各地、各種目の貴重な成果を共有し激励し合う「元気な総会」にしようということでした。ここには、青年たちをはじめ国民の暮しの貧困化が深刻になっている時にあって「スポーツどころではない」を乗り越え、スポーツを通じて健康と人間的な楽しみと絆を育む「スポーツの空間」を作り出してきた全国各地の連盟組織とクラブ・チームの皆さんの地道な活動とその成果への共感と確信が示されていました。
さらに「スポーツの組織化」自体をめぐる討論では、「スポーツの組織化」を狭くとらえるのではなく、愛好者、クラブ、チームが協力して自ら「スポーツを楽しみ・競い合い、絆を強め、成長し合う」空間を作っていくこと自体が「スポーツの組織化」であり、「スポーツ きみが主人公」の精神に合致した組織化の基本であることが深められました。こうした討論を通じて、「スポーツ空間」をさらに広げより豊かなものにするために苦労を共にし激励することにスポーツ連盟の存在意義があること、さらに従来の「枠組み」にとどまらずが、クラブ・チームのスポーツ活動の実態に即した「スポーツの組織化」を大胆に進める時期を迎えていることがあきらかにされたと思います。
もちろんこうした「スポーツの組織化」の発展の前途には解決すべき多くの課題があります。しかしこうした課題へのチャレンジはスポーツ連盟の発展にとどまらず、「スポーツの実践はすべての人々の基本的人権である」(ユネスコ体育スポーツ国際憲章)との理念を根本原則とする「スポーツ基本法」の確立への道を開く基本的な力になるのではないでしょうか。
6年後、スポーツ連盟は50周年を迎えます。新たな飛躍の時代を迎える確かな準備を進める全国総会として成功させるために皆さんの知恵と力をお寄せいただきたいと思います。
(新日本スポーツ連盟理事長 和食昭夫)
「スポーツのひろば」2010年3月号より
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