スポーツ悪用する大人 ―「高校大会」の「広告塔」化
2008年10月号
 「アレ!? このスポーツ新聞『総体』のこと1行も載ってない」
 「ソウタイって、『全国高校総合体育大会』のことか。毎夏そうだよ」
 「だって、野球は何ページも使ってるジャン。テレビなんか毎日朝っぱらから全部実況中継だヨ。同じ高校生なのに、スッゲー不公平!」
 「ホントにそうだな。“甲子園 他のスポーツ ない日本“ってな。もっとも、ことしは『北京』(オリンピック&パラリンピック)に、話題さらわれたけど…。『部活』延長上の大会なのに、高校のソレって、色々問題あるよ。」
 「なに? 他にどんなことあるの」

〈男子5000m〉
(1)ポール・クイラ(3連覇)
(3)ギチンジ
〈男子5000m〉
(1)ポール・クイラ(2連覇)
(2)ギチンジ
〈男子3000m障害〉
(1)スティーブン・カルノ
〈女子3000m〉
(1)フェリスタ・ワンジュグ

 「総体」陸上競技の記録です。
 「国際大会」ではなく、日本の高校の大会です。長距離種目の優勝者・上位入賞者の多くが、外国選手。いずれも、東北の二つの私学に所属してます。と、見てきて思い当たることがあります。

 毎年12月に京都で行なう「高校駅伝」。男女とも、距離の長い「第一区」で、外国選手が4、5人で、トップグループを形成し、日本選手を後に追いやる構図は、ここ数年続いてます。 高体連は、“外国選手の一区走行禁止“と姑息な手段を講じます。が、プロ野球・サッカー・大相撲のように、「興行」を主体とするところなら、いざ知らず。

 勉学を主とする高校生活中の「クラブ(部)活動」に、「留学生」・「特待生」の名の下に、学校の「広告塔」にすべく外国選手の利用が許されて良いだろうか。酷暑の中、精一杯頑張ってる高校生に、罪はありません。

 「クラブ活動」の成果を、うす汚く利用する大人の問題です。
 あなたは、どう考えますか。(長尾正二)


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